(wip)
修理前のTriton-Liteには,防水加工の品質に重大な問題があり修理が必要です.
このガイドではその修理方法,防水試験方法について説明します.
作業に必要な工具・部品


- カッターナイフ (替刃があると便利です)
- ショートノーズラジオペンチ
- ヘラ
- モンキーレンチ
- カッターナイフ
- エポキシパテ(プラ用)
- ゴム手袋(パウダーフリー)
内部配管部品の除去 (所要時間 : 10分)
グルーガンを除去する必要があるため,内部の配管部品・電磁弁を取り外します.

タッパーの蓋と繋がっている,緑で囲まれた部分の4つのチューブを取り外します.
ワンタッチ継手が取りにくい場合は,先の細いもので押すと取りやすいです.

このように全ての部品を取ってください.
ガスボンベレギュレーター・脚の取り外し (所要時間 : 10分)
グルーガンの取り外しを行うため,ガスボンベのレギュレーターおよび脚の取り外しを行います.

ホースが接続されているワンタッチ継手はグルーガンで固定されており,ホースを取り外すことができないためレギュレーターのみ取り外します.
1. レギュレーターの取り外し
- モンキーレンチ等でレギュレーターの6角ナットを取り外します.
- ナットを外すことでチューブから引き抜く抜くことができます.(少し力が必要です)
- 両方からレギュレータを取り外します.
- レギュレータを取り外したら,ナットをレギュレーターに戻します.

2. 脚の取り外し
上に持ち上げることで脚を取り外すことができます.

圧力センサの取り出し (所要時間 : 30分)
現状の防水加工には問題があるため,防水加工のやり直しのため蓋を変更します.
(写真は全てを取り外していますが,圧力センサのみ取り外します)
1. 裏面のグルーガンを除去
グルーガンは両面付いているため,両側ともに除去をする必要があります.
ニッパーやヘラ等を利用し,少しづつ剥がしていきます.
力を加えすぎてタッパーが割れないように注意してください.

2. 表面のグルーガンを除去
裏側と同様に,表面の除去を行います.


蓋の穴あけ
穴をあける前に,パッキンの異常がないか確認するため,30分程度お風呂に沈め,漏れがないか確かめてください.
穴あけの位置

https://a360.co/4kkAMIM (CADデータ)
この通りに5つ穴を開けてください
4端の穴はM14,右中央はM10で穴を開けてください.
穴あけにはステップドリルを使用することを推奨します.
上記のCADデータは,タッパーを固定して穴の位置をわかりやすくしています.
マジック等で,穴をあける点を書き,その後穴を開けてください.
防水加工の実施
必要物品
- カッター(替え刃がある方が望ましい)
- エポキシパテ(プラ用・水中用 各1個づつ)
- ゴム手袋
- ワセリン(手袋に塗るとパテがくっつかなくなる)

防水の手順
裏→表の順に防水加工を進めていきます
裏にはプラスチック用エポキシパテ
表には防水ようエポキシパテを塗ります.
裏面の防水加工
エポキシパテを半分程度きり,色か均一になるまでよくこねます.(少し時間がかかります)
加工は,前半と後半に分けて行い,前半では深度センサ+配管2個,後半で配管2個を行います.
まずは深度センサから行います.
深度センサの下の部分(タッパーにつく面)とネジの上部に少しエポキシパテをつけ,穴に押し込んだ時に隙間が埋まるようにします.(回す必要はない)
そして,強く押し付けます.
その後,穴とセンサの隙間にパテが入るように,少しづつエポキシパテを内側に向かって押し付けます
その後,配管部品2個も同じように押し付けます.
配管部品の向きは,それぞれ内側を向くように固定します.(松本機のような感じ)
(写真があったほうがよい)
残っているエポキシパテをこねて,同じように反対側の配管部品2個の防水加工も実施してください
全て終わったら,パテを硬化させるために1時間ほど待機してください.
表面の防水加工
エポキシパテを半分程度きり,色か均一になるまでよくこねます.(少し時間がかかります)
加工は,前半と後半に分けて行い,前半では深度センサ+配管2個,後半で配管2個を行います.
裏面と同じように,隙間が埋まるように,内側に押し付けるような形でパテをつけていきます
全ての作業が終わったら完全硬化のため24時間程度待機してください.
防水実験
防水性能が正常であることを確認するため,防水試験を行なってください.
内部の配管部品が4個あるため,2つ同士にチューブを接続し,中に水が入らなようにしてください.
その後,錘を入れ,その上にティッシュなどを置き,蓋を閉め,風呂に入れます.
30分そのままにし,漏水がなければ成功です.
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